新しい日常の発見|ローライ35とスナップ写真

今回は白黒フィルムのKodak Tri-Xの写真です。カメラはいつものローライ35。

白黒の良さをずっと考えて、正直思い付かなかったのですが、日常の見方がガラッと変わりました。色を引っこ抜くと光と影の良さをとても実感します。カラーで撮るとつまらないものが白黒だと面白く感じてシャッターを切るものが少し変わる気がします。色んな方が写真を撮るときに光に魅力を感じていたのが今ではとても理解できます。普段の何でもない景色でも、良い光を見つけると目が止まるようになりました。こうやって当たり前の日常に魅力を感じられるのは本当に写真の素晴らしいところだと深く思います。

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フォトコンテストで入賞|ローライ35とスナップ写真

最近、アマゾンで中古の写真関連の本を購入していて、ポストに入っているかと思いポストを見てみました。本はまだ届いていなくて残念だったのですが、以前応募したフォトコンテストからの郵便が。今年に入ってからポツポツ応募していた写真コンテストですが、応募していたことを忘れていました。まさかと思い、封筒を開けて見ると入賞の通知でした。驚きましたが、純粋に嬉しかったです。私が写真を撮っていたのは、フォトコンテストで入賞することや、人にいいねと言ってもらうためでもなく、本当に自分の為に撮ると言いますか、自己満足の追求で撮影していました。ふと人に評価してもらうとどうなるのだろうと思ったのがきっかけで応募しましたが、いざ入賞すると嬉しいものです。大した賞ではないですが、励みになりますね。昨日も記事で書きましたが、試行錯誤しながら、自分なりに写真を考えてきたものの、こうしていざ形に残る結果となると嬉しいものです。いつも応援してくれるパートナーにも感謝しつつこれからも写真を撮っていきたいと思います。

写真を撮るマインド|ローライ35とスナップ写真

撮れる写真は変わったのか?

昨年の12月、再びローライ35という古いフィルムカメラを手に取って、かれこれ500枚近くの写真を撮影していました。デジタルを含めるとこれの3倍ほど撮っています。数の話しではなく、この期間で自分にとって写真の在り方が大きく変わったということです。技術の面、表現の面を同時に考えながら写真を撮っていると悩ましいほど奥深く、また写真を撮ることへの快感にのめり込んでしまいました。カメラという機械について1から学び直し、撮影するための技術も勉強し直しました。そしてとても大事な部分だと思いますが、何をどう撮るのかという精神的なところでも得たことがあります。撮ることを考えるうちに、色んな方の写真を見て、写真の読み方、感じ方ともに変化したと実感します。それで、実際に撮れる写真が変わったのかと考えて見るとあまり変化がなかったというのが正直なところです。もちろん技術的な部分では、デジタル、フィルムともに変化はありました。適正露出がどうだ、被写界深度がどうだといったようなものです。ただ、撮れるものが変わったのかという精神的な観点では大きく変化しませんでした。その中でも気づいたことをメモ書きしておこうと思います。

なぜフィルムで撮るのか?

振り返ってみて、カメラの出動回数を考えてみるとデジタル一眼よりもローライ35を持ちだすことが圧倒的に多かったです。日常持ちだすカメラとして、もちろんコンパクトカメラという優位性は大きかったと言えます。それに加えフィルムという有限な物質を使って撮る写真は、いい加減に撮ることを私にさせませんでした。これから撮影するであろう風景に何を感じているのか、どう撮るのかということを常に考えさせられます。それが写真を撮る行為自体についてより深く考えさせてくれるきっかけとなるのでした。そして、現像するまで写真の仕上がりがわからないですし、仕上がった写真が撮影時のイメージと違うこともたくさんあります。ですが、そのイメージと現実の不一致が技術を向上させる大きなバネになってくれました。あの時感じた、自分の「撮りたい」と思う気持ちは、過ぎ去ってしまってからではもう帰ってきませんから、次の撮りたい瞬間は絶対にイメージと一致させたいと思うわけです。それがだんだん上手くコントロールできようになると気持ち良くなってきますし、フィルムで撮影するからこそ、施行錯誤して身についたのだと思います。また、デジタルと違ってレタッチできないこともフィルムカメラにとって大きなメリットだと感じています。デジタルでは、レタッチしてしまえば良い写真ぽく仕上がったり、印象をガラっと変えてしまうことができます。誤解を恐れずに言えば、撮影者自身の判断として、写真自体の出来が悪いのかの判断が鈍ります。撮影後の編集であるとか、多機能な設定だとかを削ぎ落としたフィルムカメラだからこそ、撮影者を撮ることに集中させてくれます。泣いても笑ってもイッパツ勝負です。私はデジタルでも撮影し、レタッチも好きですが、ここでは割愛させて頂きます。フィルムカメラが良くてデジタルはダメなんて全く思いません。

フィルムが変われば、写し方が変わる

最近はカラーフィルムを一通り使ってみて、久々に白黒も撮りたいと思い、今はローライにモノクロフィルムであるKodak Tri-Xを入れています。そこで一つ気が付いたのは、モノクロフィルムを入れるとフレームに収めるものが変わってくるという発見でした。カラーフィルムの場合、目の前にあるものを撮るかどうか、という問題において、当たり前ですが、色が非常に大きな割合を占める要素であることに気づきました。ところが、その色という大きな要素が削れたモノクロフィルムですと、撮りたいと思わせる要素は形と光と影でしかなかったのです。これは、より自分が撮りたいものを明確化させてくれること、写真を撮る幅を広げてくれることへの期待を感じました。色という要素が削られたシンプルな世界を前に、より自分の写真と向き合うきっかけが潜んでいることに気が付きました。もしかすると撮れる写真が変わるチャンスかも知れません。

写真で捕まえる何か

人様の写真でも自分の写真でも、印象に残る写真には被写体、風景そして技術面での良し悪しだけではなく、それら以外の何かがあると思います。その何かを捕まえたくて写真を撮り続けたくなるのかも知れません。写真は完成物として出来上がるまでの工程が他の表現物よりも少ないですから、その分自分の真相に迫るのが難しいとも感じます。誰でもキレイな写真が手軽に撮れます。シャッターを押して現像すれば写真の完成です。いったい誰の写真にその何かが捕えられているのでしょうか。一方、自分の写真にはその何かが捕えられているのでしょうか。冒頭で、撮るものが変わったのかという点では大きく変化しなかったと申しましたが、結局、自分が写真を撮るときの視点というのは人生のクセみたいなもので、それはいくら撮影技術を向上させようが、機材を変えようが変化しないのだと思います。撮るものを変えるためには、自分の頭と心で対象を見て、どう感じているのかということを自身と向き合って理解し、そしてその感性をより豊かにしていくことが必用なのだと思います。人間は普段から意識しているよりもたくさんのことを感じたりしているんだろうということに写真を通して、気づかされました。その何かを私も追いかけ続けますし、捕えられた写真をもっと多く見たいと思います。

最近ようやくある程度言葉にできるほど具体的に写真について気づきがありました。きっとこれからも写真に対するマインドは変わっていくと思いますし、それ自体を楽しんでいきたいと思います。是非写真を撮影されている方はご自身の作品をCONTACT USから紹介して下さい。

フジカラー100を試す|ローライ35とスナップ写真

今回はフジカラー100をセットして撮影してみました。画面いっぱいに広げて見てみたら、なんとなくうーんという印象でしたが、このくらいのサイズで見ると評判通り美しい色のフィルムで良いですね。日本の風景を撮るならフジカラー100はバッチリはまるフィルムだと思います。彩度は全体的に低めで、低コントラストな印象です。もっと露出の設定を暗くしておけば、もう少し色が前に出てくる気がします。以下にフジカラー100で撮影した写真を載せますので、興味のある方は参考までにご覧ください。

 

おまけです。

ランプの宿 渡合温泉

ランプの宿 渡合温泉のお話。
(こちらの記事は写真編集中です、終わり次第再度更新します。)

ランプの宿渡合温泉で感じたことは、何もないことが幸せ、ということ。
これってモノや情報が溢れる現代ならではの感覚かもしれないなー。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

宿の特徴はこんな感じです。

・山奥の古民家
・天然温泉
・電波がない
・ランプがたくさんある
・22時以降はランプ生活
・食事は豪華な山の幸
・オーナーの人柄が素敵

林道を車で30分、最後は舗装もされていないでこぼこ道。その先にランプの宿渡合温泉がありました。とにかく山の中!宿の外見は古いお家、という感じ。野生の古民家というか。綺麗で清潔。でも野生感。

部屋もとても気に入りました。古き良き日本、でも気取らなくて落ち着く空間。おばあちゃんの家に来たような懐かしさも感じました。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

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お風呂は渡合温泉の源泉で、五右衛門風呂。ヒノキではなく、香りの良いコウヤマキを使用しているとのこと。貸切で周りを気にせず楽しみました。
木でできたお風呂に入るのは初めてだったかも。雰囲気もあって最高でした。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

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さて。ランプの宿は山の奥なので電波がない。(!)
SNSもネット閲覧も出来ない。これは初めてでした。
このご時世日本でこんな身近に電波がないところがあるなんて、恥ずかしながら知らなかった。
こうなるとiphoneなんて役立たずで、全く必要もなくて笑えた。
安心してスマホを放り出して、目の前にいる大切な人や、出会いや、壮大な自然と向き合うことができて、それはそれは幸せでした。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

私はもともとゲームもしないし、スマホばっかりしているのが好きではなかったですが、
必要な情報はオーナーが全部教えてくれたし、本当スマホなんてなくても生きていけると思いました。
インターネット、デジタルとの向き合い方を改めて考えるきっかけにもなった。
スマホに夢中になっていたら、動物が現れた!とかさりげなく咲く可愛い花とか、さりげない大切な瞬間を見逃すと思う。
オーナーさんの面白い話も聴き逃しちゃうし、自分の心情の変化にもあまり気づけなくなりそう。
たまにはぼーっとして自分と向き合う時間て大切だと思うのです。
「山の中」とか「何もない」ことへの価値観が変わった。

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ランプの宿という名前だけあって、ランプがたくさ〜んある。共有スペースのたくさんの釣り下がりランプは圧巻でした。
(もっと写真撮ればよかった・・・)
付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿
付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

もともとキャンプで使うランタンとか、ステンドガラスのランプとかが好きで、全国にぽつぽつある「ランプの宿」のどれかに行きたいと思って調べたのが今回の旅行のきっかけ。

ここ渡合温泉はランプの宿の中でも「高級旅館」という感じはなく、「山の中」「自然溢れる」感じかと。
電気も自家発電で、22時以降は電気ストップでランプのみ!本当に生活でランプを使う宿なのです。

夕食後、ランプの使い方講座をオーナーから受けた後、ランプを1つ貸してもらえます。
部屋の明かりはもちろん、トイレ行くにもランプ1つで過ごすのは、本当に貴重で素晴らしい楽しい時間でした。

夜はこんなに暗いんだって当たり前のことを実感した。暗闇では静けさも際立った。
暗いから早く寝て、朝は鳥のさえずりで早く目覚めて、明るさに感動して。
昔はきっと当たり前だったこのライフスタイルを体験して感動して、何かの映画か物語みたいだーーー!と思いました。

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ランプの宿は食事も最高でした。
今まで正直山より海の方が好きだったし、山の幸ってなに?山菜?きのこ?って感じでした。
しかし。驚きと感動!山の中ってこんなに最高なの?と連れともかなり盛り上がっちゃいました。
川魚、きのこご飯、山菜の天ぷら、黒いきのこ(!)、蜂の子(!)地元名物ケイチャン、五平餅など、、
付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

蜂の子とか、正直来る前は、食事で出ても絶対食べれないな!どうか出ませんように・・と思ってました。
でも実際出てきてみると、なんか食べずにはいられなくて、この場所が好きになりすぎて、ここで出るものは全て食べたいってなって、こんなワタシ初めてで笑えました・・・
詳しくは別途食事記事書きます!

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最後にここのオーナーのお父さんについて。
夜ランプのつけ方を説明いただいた後に、色々な遊びを教えてもらいました。
どうやらこれはこの宿の名物のようで、知恵の輪のようなものや、火つけ石や、ロープ遊びや、懐かしのゲームなど(もちろんデジタルじゃないです)、次から次へと用意されていて、私たちも子供に戻って全力で楽しみました。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

印象的だったのは、なんでも作る、という考え方。
例えばこの時オーナーのお父さんがマイブームと仰っていたのは、弓矢の先を作ること!矢先に向いている、尖った先を作りやすい石をもらったらしく、見事に形どって弓矢を作っていました。

あとは私たちがキャンプが好きだと話したら、即興でガスバーナーになるものをビールの空き缶で作らせてくれたり、
使わなくなった煙突でものすごく暖かいヒーターのようなものを作ってくれたり。
大人が本気で遊ぶとこうなるのか!と。自然体で生活を楽しんでつくっていて、かっこよかった。

ここでの生活は、何もなくて大変、という感じではないようでした。仕方なく大変な思いして作ってるんじゃなくて、楽しいから作ってる。楽しいからこんな生活をしている、と話しを聞いていて私には感じられました。
それに何もない、っていう概念も少し違うような。モノは溢れていないけど、山は自然が豊かだし、食も豊か。愛も溢れている。都会より豊かな側面もたくさん。

冬は雪がすごいとのことで、それは大変ですね、と私がいうと、「いやいや、楽しいよ」と笑っていました。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

会社で、1日中頭下げて営業回りしたり、1日中PC作業したり、上から言われたことを仕方なくすることと、山の中で食べ物を探したり、家やものの修理をしたり、自然と寄り添った生活をすること。

どちらが大変で楽しいのかは、人それぞれ。
選ぶのは自由。楽しいを選んで生きていこうと改めて思いました。

Provia100Fを試す|ローライ35とスナップ写真

富士フィルムのリバーサルのラインナップのProvia100Fを使って見ました。以前、同じリバーサルフィルムであるVelvia100を使った時の反省を活かし、露出設定は頑張りました。いつものローライ35で撮影しているので、日中、日向での露出設定はISO200にし、影ではISO100の設定に戻し、露出計を頼りに撮影。だいたい露出の感覚は掴めてきた気がします。ただ、明暗のあるシーンはまだ難しいですね。

実際に撮った写真はこちらです。

velviaの目を引く鮮やかさとは違い、割と見慣れた色合いがします。粒状感はやはりさすがのリバーサルです。ぱっと見た感想としてはオレンジや紫なんかが綺麗に出ているので、マジックアワーでの撮影にはぴったり合うのかもしれません。アメリカの中西部へはこのフィルムを持っていくのが良いかもと思いました。ただvelviaももう一度リベンジして見ないとですね。