ランプの宿 渡合温泉

ランプの宿 渡合温泉のお話。
(こちらの記事は写真編集中です、終わり次第再度更新します。)

ランプの宿渡合温泉で感じたことは、何もないことが幸せ、ということ。
これってモノや情報が溢れる現代ならではの感覚かもしれないなー。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

宿の特徴はこんな感じです。

・山奥の古民家
・天然温泉
・電波がない
・ランプがたくさんある
・22時以降はランプ生活
・食事は豪華な山の幸
・オーナーの人柄が素敵

林道を車で30分、最後は舗装もされていないでこぼこ道。その先にランプの宿渡合温泉がありました。とにかく山の中!宿の外見は古いお家、という感じ。野生の古民家というか。綺麗で清潔。でも野生感。

部屋もとても気に入りました。古き良き日本、でも気取らなくて落ち着く空間。おばあちゃんの家に来たような懐かしさも感じました。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

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お風呂は渡合温泉の源泉で、五右衛門風呂。ヒノキではなく、香りの良いコウヤマキを使用しているとのこと。貸切で周りを気にせず楽しみました。
木でできたお風呂に入るのは初めてだったかも。雰囲気もあって最高でした。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

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さて。ランプの宿は山の奥なので電波がない。(!)
SNSもネット閲覧も出来ない。これは初めてでした。
このご時世日本でこんな身近に電波がないところがあるなんて、恥ずかしながら知らなかった。
こうなるとiphoneなんて役立たずで、全く必要もなくて笑えた。
安心してスマホを放り出して、目の前にいる大切な人や、出会いや、壮大な自然と向き合うことができて、それはそれは幸せでした。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

私はもともとゲームもしないし、スマホばっかりしているのが好きではなかったですが、
必要な情報はオーナーが全部教えてくれたし、本当スマホなんてなくても生きていけると思いました。
インターネット、デジタルとの向き合い方を改めて考えるきっかけにもなった。
スマホに夢中になっていたら、動物が現れた!とかさりげなく咲く可愛い花とか、さりげない大切な瞬間を見逃すと思う。
オーナーさんの面白い話も聴き逃しちゃうし、自分の心情の変化にもあまり気づけなくなりそう。
たまにはぼーっとして自分と向き合う時間て大切だと思うのです。
「山の中」とか「何もない」ことへの価値観が変わった。

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ランプの宿という名前だけあって、ランプがたくさ〜んある。共有スペースのたくさんの釣り下がりランプは圧巻でした。
(もっと写真撮ればよかった・・・)
付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿
付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

もともとキャンプで使うランタンとか、ステンドガラスのランプとかが好きで、全国にぽつぽつある「ランプの宿」のどれかに行きたいと思って調べたのが今回の旅行のきっかけ。

ここ渡合温泉はランプの宿の中でも「高級旅館」という感じはなく、「山の中」「自然溢れる」感じかと。
電気も自家発電で、22時以降は電気ストップでランプのみ!本当に生活でランプを使う宿なのです。

夕食後、ランプの使い方講座をオーナーから受けた後、ランプを1つ貸してもらえます。
部屋の明かりはもちろん、トイレ行くにもランプ1つで過ごすのは、本当に貴重で素晴らしい楽しい時間でした。

夜はこんなに暗いんだって当たり前のことを実感した。暗闇では静けさも際立った。
暗いから早く寝て、朝は鳥のさえずりで早く目覚めて、明るさに感動して。
昔はきっと当たり前だったこのライフスタイルを体験して感動して、何かの映画か物語みたいだーーー!と思いました。

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ランプの宿は食事も最高でした。
今まで正直山より海の方が好きだったし、山の幸ってなに?山菜?きのこ?って感じでした。
しかし。驚きと感動!山の中ってこんなに最高なの?と連れともかなり盛り上がっちゃいました。
川魚、きのこご飯、山菜の天ぷら、黒いきのこ(!)、蜂の子(!)地元名物ケイチャン、五平餅など、、
付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

蜂の子とか、正直来る前は、食事で出ても絶対食べれないな!どうか出ませんように・・と思ってました。
でも実際出てきてみると、なんか食べずにはいられなくて、この場所が好きになりすぎて、ここで出るものは全て食べたいってなって、こんなワタシ初めてで笑えました・・・
詳しくは別途食事記事書きます!

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最後にここのオーナーのお父さんについて。
夜ランプのつけ方を説明いただいた後に、色々な遊びを教えてもらいました。
どうやらこれはこの宿の名物のようで、知恵の輪のようなものや、火つけ石や、ロープ遊びや、懐かしのゲームなど(もちろんデジタルじゃないです)、次から次へと用意されていて、私たちも子供に戻って全力で楽しみました。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

印象的だったのは、なんでも作る、という考え方。
例えばこの時オーナーのお父さんがマイブームと仰っていたのは、弓矢の先を作ること!矢先に向いている、尖った先を作りやすい石をもらったらしく、見事に形どって弓矢を作っていました。

あとは私たちがキャンプが好きだと話したら、即興でガスバーナーになるものをビールの空き缶で作らせてくれたり、
使わなくなった煙突でものすごく暖かいヒーターのようなものを作ってくれたり。
大人が本気で遊ぶとこうなるのか!と。自然体で生活を楽しんでつくっていて、かっこよかった。

ここでの生活は、何もなくて大変、という感じではないようでした。仕方なく大変な思いして作ってるんじゃなくて、楽しいから作ってる。楽しいからこんな生活をしている、と話しを聞いていて私には感じられました。
それに何もない、っていう概念も少し違うような。モノは溢れていないけど、山は自然が豊かだし、食も豊か。愛も溢れている。都会より豊かな側面もたくさん。

冬は雪がすごいとのことで、それは大変ですね、と私がいうと、「いやいや、楽しいよ」と笑っていました。

付知峡渡合温泉旅館 ランプの宿

会社で、1日中頭下げて営業回りしたり、1日中PC作業したり、上から言われたことを仕方なくすることと、山の中で食べ物を探したり、家やものの修理をしたり、自然と寄り添った生活をすること。

どちらが大変で楽しいのかは、人それぞれ。
選ぶのは自由。楽しいを選んで生きていこうと改めて思いました。

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